今日のビショップ
May4th
トラッドな風情を湛えた柄モノが大人にはちょうどいい
トラッドデザインの最右翼で知られるレジメンタル柄は、もとを辿ると英国の軍旗に行き着くとされている。それぞれの連隊（レジメント）ごとに色や柄の異なるストライプを作り、それを身につけることで自身の所属先がどこかを判別しやすいようにしていたとのこと（ネクタイに採用されたのは19世紀後半とわりと最近らしい）。ちなみに、海兵隊は紺・赤・黄色、空軍は紺・白・えんじを採用していたとか。そして、レジメンタル柄を時には、クラブストライプやスクールタイと呼ぶ場合もある。それは、19世紀頃に学校などでも使用されるようになったためだ。学校の対抗戦も盛んに行われるようになったため、その応援用として使用されていたとか。〈Gymphlex〉の「CREW NECK PULLOVER」でモチーフにしたのはそんなレジメンタル柄。伝統への敬意を払いながらも、オリジナルのボーダー柄で表現している。ポリウレタン混のハリのある生地はTシャツながらキリッとした表情を見せ、毛羽が少なく発色性も十分。デザインの背景とも相まって紺ブレとの親和性も高そうだ。うん、大人が着る“柄モノ”としてはちょうどいいかもしれない。
