Tシャツをきれいめに着たいとき、思い浮かぶのが〈handvaerk〉のTシャツだ。〈handvaerk〉はカットソー好きな夫婦が2013年に立ち上げたニューヨークのブランド。自ら上質なピマコットンを調達し、紡績、編み立て、染色、縫製までのすべての工程に目が届くようペルーの工場で一貫生産している。今シーズン新型として登場したのが、キャップスリーブ(短い袖)のTシャツ。一見ごくシンプルなTシャツに見えるが、ブランドのアイコンであるボトルネック、ショルダーステッチをなくしたドルマンスリーブ、タックインもアウトもできる絶妙な着丈など、細かなこだわりが随所に光る。ブランドの定番である最上級のコットンを使用したオリジナル生地は、品のある光沢感とサラッとした着心地のよさから、色違いや形違いでリピートする人がとても多い。透けにくい適度なウェイトもこれからの季節にぴったりだ。シンプルでミニマルなTシャツこそ、素材の良さやパターンの美しさが着る人の印象を左右するもの。ぜひ大人の女性のワードローブに加えてほしいTシャツだ。