今日のビショップ
April12th
blurhmsROOTSTOCK
客観的に見てもこの一枚はこれからの時期にちょうどいい
昨今、仕事をするうえで客観的視点、つまり“メタ認知”の重要性が高まっている。ジョン・H・フラベルというアメリカの心理学者が1970年代に提唱したもので、古くから認知心理学の分野で研究が進められてきた。その概念をさかのぼっていくと古代ギリシャの哲学者、ソクラテスに行き着く。いわゆる“無知の知”だ。「彼らは何も知らないのに知っていると思い込んでいるが、私は何も知らないということを知っている」。これはメタ認知ができているからこそ言える言葉ともとれる。昨年、惜しまれながら引退したプロテニスプレーヤー、ロジャー・フェデラー。数々の記録を打ち立ててきた彼だが、なにより、選手寿命が20代後半ともいわれるなか41歳まで現役生活を続け、引退も視野に入る36歳のウィンブルドン選手権で優勝までしてしまった。その理由のひとつに、客観的なデータに基づく考え方のアップデイトがあったともいわれる。身近なところでは面接の時だろうか。あなたの長所は？といった質問をよく耳にするが、それはメタ認知を推し測っているとも見てとれる。今回、〈blurhmsROOTSTOCK〉ではお馴染みのプリントTに描かれたのは、ビショップを客観的に見た言葉の数々だ。ALMIGHTY＝万能、SIGNATURE＝特徴的な、DAILYWEAR＝日常着、QUALITY＝質。どれもがこれまで大事にしてきたもの。レディースは着まわしやすいレギュラーフィット、メンズはルーズに着られるワイドフィットで展開。太番手の糸を限界までハイゲージに編み込んだ天竺生地は、屈強ながら肌あたりが心地よく、何度も洗いこむことで抜群の風合いが生まれる。袖を通せば、その４つのワードをきっと実感できるにちがいない。
