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March24th

BOWTE

  • CHECK DOUBLE BLEASTED JACKET

    ¥137,500

美しい仕立てのジャケットに潜む
ロックな精神が絶妙なスパイスに

ビートルズ、ツィギー、ミニスカート、BIBA……。リベラルな気運が社会に広がり、ロンドン全体で若者文化が開花した1960年代。2023年春夏にデビューした〈BOWTE〉の1stコレクションは、そんな「スウィンギング・ロンドン」の時代に憧れて音楽とアートをミックスしたような雰囲気をイメージしている。同ブランドを手がけているのは、デザイナーとして長年経験を積んだ靭江千草氏。素材選びからパターン、縫製などのすべてにこだわり、妥協のない丁寧なモノ作りをしたいという強い思いから立ち上げたという。ダブルブレステッドジャケットはブランドの象徴でもあり、コレクションのキーとなるアイテムだ。メンズのパターンメイキングで女性の体に合わせてモデリングし、胸を立体的に見せるために必要な芯地はオリジナルで製作した造り毛芯。さらに国内の本格テーラー縫製工場で仕立てるという、レディースではあまり見られないビスポークさながらのこだわりようだ。そしてひと際目を惹くのは英国の老舗ファブリックメーカー、ウィリアム・ハルステッドのマルチチェックの生地。美しい仕立てのジャケットに存在感を与えるだけでなく、どこかロックなムードも醸し出している。テーラードジャケットというと身構えてしまう人も多いが、デザイナーの靭江氏は「気負わずラフに日常使いしてほしい」と話す。例えば、ダンガリーのフリルシャツやスニーカーと合わせたり、「スウィンギング・ロンドン」のスピリットで自由にスタイリングを楽しみたい。

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