今日のビショップ

March13th

Handkerchief Club

  • DOUBLE BREASTED BLAZER

    ¥165,000

紳士にはいいハンカチといいブレザーが必要だ

世界的パンデミックは、何気なく使ってきたアイテムたちの良さを振り返るいいきっかけになったのかもしれない。例えばハンカチ。どこのトイレへ行っても、ウィルスを飛散させないようエアータオルは使用禁止となりハンカチは大いに役立った。エチケットとして小さい頃から持ち歩くことを教えられてきたハンカチだが、大切に思う心はなにも日本だけとは限らないようだ。アイルランドの格言で、“always carry two handkerchiefs… one to show and one to blow.(2枚ハンカチを持ちなさい。一枚は見せるため、一枚は自分で使うため)”というものがある。大人として、紳士としての嗜みを説いたもののようだが、ハンカチの重要性は万国共通と思わせるいい例である。〈Handkerchief Club〉はその代弁者といえるだろう。根底に、“上質を知る大人が持てる、最高品質のハンカチを作りたい”との想いがあるからだ。ユニークなのは、同様の上質な生地を使ったシャツがあればなお幸せとし、セットで提案している点だろう。また、そんなシャツ&ハンカチにぴったりなジャケットやパンツなども展開する。このブレザーもそのタグイ。素材へのこだわりに一家言をあるだけに、こちらで使用した生地もウィリアム・ハルステッド社製のサマーキッドモヘア。触感から、創業150年近い英国のビスポーク文化を支えてきたミルの名家の実力を存分に感じさせる。イタリア織機で織られた一枚毛芯入りの前身は美しいラペルロールを支え、金ボタンもまた英国の老舗ビスポークテーラー、ベンソン&クレッグのものを起用。これほど抜け目のないブレザーにひと度袖を通せば、サッとハンカチを差し出す姿もきっと様になるにちがいない。

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