今日のビショップ

November26th

KAPTAIN SUNSHINE

  • PEA COAT

    ¥143,000

本物とラクを求める大人たちへの一発回答

オリジンを手にしたい衝動、本物を身につけたい願望は、経験豊富な大人になればなるほど盛り上がるもの。古着ブームを経験してきた、なんて人ならなおさらだ。例えばミリタリーウェア。今では一般的に浸透しているピーコートは、元を辿れば18〜19世紀のオランダ、英国の海軍で採用されたアウターといわれる。オランダ語の“ピージャッカ(丈夫な青いウール布を指す“ピー”とメンズ用のタフな短丈ジャケットを指す“ジャッカ”を繋げたもの)”が語源とされ、1950年代のビートニックや’60年代のヒッピーたちにも愛用されていく。風向きによって内部に風が入り込まないよう左右どちらでも上前を変えられ、手がかじかんでも操作できるようボタンは大振り。ポケットへ手を入れても姿勢が崩れないよう上目にフロントポケットが作られ、作業がしやすいよう短めの裾丈にしているのも特徴といえるだろう。甲板での防寒着として使用されていたことから、ヘビーオンスのメルトンウール謹製がお決まりである。とはいえ、普段着ることを考えればそれがストレスにもなりかねない。本物を得るか、快適を得るか。そのジレンマを〈KAPTAIN SUNSHINE(キャプテンサンシャイン)〉のピーコートが解決する。用いたのは、先染めしたモンゴル産の上質なオーガニックカシミヤブレンド糸と極細繊維のスーパー160’sとを交織し丁寧に織り上げたカシミヤ・ウールシープクロス。これが実に柔らかく、そのうえ軽やか。とはいえ、オーソドックスな出で立ちで、表面に特殊加工を施すことで長年着てきたかのような風合いを後に残す。まさに、素材や作りにとことんこだわり、トラディショナルな世界を大切にするブランドの真骨頂といったところか。

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