今日のビショップ

November12th

BUZZ RICKSON'S

  • C.P.O.SHIRTS

    ¥26,400

サラッと着られる本格派アメリカンミリタリー

ミリタリーウェアの中でも、とりわけ米軍由来のアイテムが愛されるのは、おそらくヨーロッパとの文化的、歴史的背景も影響しているのだろう。ヨーロッパでは王が統帥し貴族が将校となり民である下士官や兵士を率いるのが通例。独立戦争時に市民を募り軍として成立させていたアメリカは、いわば民兵隊。着る物も合理的、実用的なものが多く、それが今のファッションシーンにおいても人気を得ている要因といえるかもしれない。実際、アメリカ陸軍の最初の戦闘服といわれるM-41、1927年に陸軍航空隊で採用されたA-1、空軍で使用されたG-1などなど。後継も含め数十年経った今もなお愛されている。それはなにもアウターばかりとは限らず、C.P.O.シャツもそのひとつだろう。Chief Petty Officerの頭文字をとったこちらのシャツは、その名の通り、当時、アメリカ海軍の下士官に支給されたユニフォーム。アンカー(錨)マーク入りのボタン、短い着丈、身幅の大きさ、そして、両胸のボタン付きフラップポケットは代表的意匠として知られる。バズリクソンズのアイテムからは、そんな当時の面影が透けて見えるようだ。なにせ、ミリタリーウェアをとことん追求し、オリジンに敬意を示しながら細部に至るまで忠実に表現する骨太ブランドである。ライトオンスのウールフランネルの生地は温もりと軽やかさを味わえ、ゆったりとしたシルエットはライトアウターとしても活躍する。当時の下士官たちはこちらにブラックタイをしめ、タックインして着るのが通例だったよう。でも今なら、男女に限らずカジュアルシャツとして肩肘張らずにサラッと袖を通したい。

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