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November10th

MORRIS & SONS

  • CABLE KNIT CARDIGAN

    ¥26,950

美しい織り柄にアイルランドの伝統を見る

1970年代初頭に国内で大流行した、縄編みの織り柄が印象的なアランセーター。フィッシャーマンセーターとも呼ばれ、アイルランドの西側に位置するアラン諸島の伝統的アイテムとしても知られる。発祥は6世紀とも1000年前ともいわれ、その織り柄は海へと出かける漁師の夫の無事と豊漁を願う妻の祈りが込められているとも。ただそれはあくまでも伝説であり、真実はいささか異なる。発祥は20世紀初頭で、アラン諸島に出入りしていたスコットランド人家族が編んでいたセーターが発端なのだとか。拍子抜けと思われるかもしれないが、とはいえ、今なお100年以上も同地で編まれていることに加え、美しさや温もりに質の高さが感じられることに変わりはない。見方を変えれば、そんな伝説が生まれた事実こそアイテムの魅力を物語っているとも考えられる。このカーディガンにはそんな背景も見え隠れする。太さが特徴のフレンチメリノ糸に撚りをかけコシを出したCABLE KNIT CARDIGAN。リラックスシルエットに加え、軽やかな着心地もつい手に取ってしまう要因となる。落ち着きをはらんだトラッドなカラバリも大人には好都合。美しい姿や温もりだけでなく、織り柄に見る彼の地の伝統に想いを馳せながら袖を通すのも悪くはないと思うのだ。

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