今日のビショップ

November4th

TAILOR TOYO

  • VIETNAM JACKET "VIETNAM MAP"

    ¥49,500

スカジャンのオリジネーターが作る
ベトナムジャケット

スカジャンのルーツをご存知だろうか。アメリカでは「スーベニアジャケット」と呼ばれ、1940〜50年代、米兵が日本駐留の記念として、鷲・虎・龍などのオリエンタルな柄や駐留都市名などを自分たちのジャケットに刺繍したのがその始まり。それらは土産物(スーベニア)として商品化され、米軍基地内の売店で販売されるようになった。当時、日本でこのスーベニアジャケットを米軍基地へ納入していたのが、テーラー東洋の前身の会社「港商商会」であり、全盛期の1950年代には納入シェアの95%を占めるほどであった。以来日本のスカジャン文化を牽引するテーラー東洋が今年リリースしたのが、こちらの「VIETNAM JACKET」。モチーフは日本ではなく、1960年代に行われたベトナム戦争だ。背中にはベトナムのマップと、ベトナム戦争時に米軍が駐留した都市PLEIKUの名前が刺繍されている。フロントの左胸には福の文字、右胸に虎、両袖に龍というベトジャンとしてはオーソドックスなデザインで、“素材感のエイジング”をテーマにした生地には、経年によるフェード感もリアルに再現。袖口には古銭を模したカフスボタンを用いているのにも、オリジネーターとしての矜持を感じる。そして、背中のマップの上には「私が死ぬときは天国へ行くだろう。なぜなら私は地獄での時間を過ごしたのだから」という意味の英文が記されている。戦争自体はなくなることを願うばかりだが、戦争の悲惨さを現在に伝えるこんな“お土産”には、そのラギッドな格好良さだけではない、袖を通す意味があると思うのだ。

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