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August20th
最古ともいわれる履物の
履物の歴史を紐解くと、もっとも古いものはサンダルとなるかもしれない。現在分かっているところでは、オレゴン州のフォートロック洞窟で発見されたものが最古とされている。ヤマヨモギの樹皮の繊維で編まれ、製作された時期は１万年以上も前とか。以後、熱がこもりにくい便利な一足に装飾やデザインが施され瞬く間に富と地位を表す道具となった。ビーチサンダル発祥の地である日本で育った我々にとってはいささかイメージしづらい部分もあるが、底抜けに開放的で大人としての威厳も示せるのであれば諸手を挙げて迎え入れたいところ。となれば、いい大人にとってJACQUES SOLOVIEREの一足は渡りに船といったところか。なにせ、コンフォートとシックを並び立たせたこのエレガンスさだ。それはなにも上質なスウェード、無駄を削ぎ落としたルックス、同色でまとめたアッパー＆ソールだけではない。クリスチャン・ルブタン、ピエール・アルディなどで研鑽を積み、様々なラグジュアリーブランドのコンサルティングも手がけたデザイナーのセンスの為せる技。この一足に、サンダルの進化を感じずにはいられない。
