好きなプロ野球チームの帽子を被りながら学校へ通った、なんて人は少なくないかもしれないが、今も被っているという人はそうはいないはずだ。ところが、MLBとの蜜月な関係を抜きには語れないニューエラともなると話は変わってくる。ミクスチャーバンド、リンプ・ビズキットのフレッド・ダーストが1998年にライブで着用すれば、映画監督のスパイク・リーにいたっては、ワールドシリーズ進出に合わせてニューヨーク・ヤンキースのレッドキャップを特別にオーダーしたほどだ。名だたるアーティストたちを魅了するニューエラの“野球帽”は、もはやチーム愛を示すファンだけのアイテムではないのである。今季、ビショップでも昨シーズンに引き続き別注。あのイチロー選手が在籍したシアトル・マリナーズなど3チームを追加し7チーム展開。同社の代表作である「59FIFTY®」をよりやわからく天井を低くしたクラシックスタイルの「RETRO CROWN 59FIFTY® 」を採用し、当時を彷彿とさせるバイザー裏のグリーンの配色もいい感じ。これなら、歳を重ねた大人も誇らしげに被れるかもしれない。