デザインの奥にある本質的な
made in Japanクオリティ

フィッシャーマンセーターは魅力的だが、オーセンティックであるがゆえにどこか牧歌的で、ともすると着こなしも野暮ったくなりやすい。もちろんそれこそがこのアイテムの味わいでもあるが、一方そのために二の足を踏んでいる人も多いんじゃないだろうか。そこでおすすめしたいのがCOOHEMのニット。一見してわかる通り、マルチカラーのアクセントを上下の切り替えで加えることでモダンなデザインに。シルエットにも少しゆとりを持たせることで現代的な空気感に落とし込まれているのがポイントだ。さらにクラシックとモダンの邂逅はそれだけにあらず。実はこのニット、マルチカラーの部分は同色に染められたポリエステル糸とウール糸をブレンドしていることで製品に軽さを演出。適度なスポーティさを加味していることで絶妙な抜け感が生まれているというわけだ。ちなみに身頃上部分、袖、衿にはフランス産のメリノウールを使用しているので上質感も十分。毛羽立ちの少ないタイプのウールだから、真冬以外でも着やすい。これらの複雑なデザインを見事にまとめ上げられるのは、すべての工程が一箇所で完結するCOOHEMの希少なファクトリーがあるからこそ。目と手の届く場所でこまめにクオリティチェックとコントロールをするからこそ、この完成度まで高められるのだ。いくら熟練した職人がいたとしても、海外での生産でここまで繊細に品質を管理することはきっと難しい。よくできたキャッチコピーとしてのmade in Japanとは一線を画す、本当のクオリティをぜひ確かめてみてほしい。