センスがいいというのは
こういうことかもしれない

先日、お洒落とは言わないものの綺麗に身なりの整った紳士にお会いする機会があった。その手元にはカシミアと思しき手袋。ああ、この人は日々を丁寧に、そして自分に優しい質のいい日常を営む人なのだと、ふと思わされた。もちろんレザーの手袋がそうではないというわけではないし、装着したままスマホを操作できるテック系の手袋がいけないわけでもない。それでも、そのどこか控えめで、だけど間違いなくこだわりのあるささやかな身だしなみに感銘を受けた。お洒落とか機能的といったものとはまた違う“素敵”な手袋を、今年は手に入れたいと思った。MORRIS ＆ SONSのニットの手袋はカシミヤ100％。手を通してみると案の定、その柔らかく滑らかな触感が幸福感を感じさせてくれる。フィンガーレスなのでスマホの操作はもちろん、日々のちょっとした細々な手作業にもストレスを感じずに済む。忙しい日常にはもしかしたら不向きかもしれないけれど、ゆっくりと穏やかに過ごしたい余暇にはこんなニットの手袋があってほしい。着けて心地よく、人の目にも優しいものなんて、まさに素敵だ。そしてコストパフォーマンスもいい。老若男女、誰にとっても嬉しいこんなアイテムは、ギフトとしてもかなりセンスのいいチョイスだ。