今日のビショップ
September30th
約半世紀の時を超えて
再び実現したマスターピース
偶然というのは面白いものだ。いや、これはもはや必然といってもいいのかもしれない。キャプテンサンシャインが別注したジョンスメドレーのニットポロの背景には、面白いストーリーがある。
事の発端はマンハッタンのとあるヴィンテージショップ。キャプテンサンシャインのデザイナー・児島晋輔氏が立ち寄ったその店で、ある米国ブランドのニットポロを発見する。70年代特有のディテールを備えたそのアイテムをいたく気に入った氏は、どうにかいい形でそれを現代に蘇らせられないかと考え、ジョンスメドレーに相談を持ちかけた。そこで氏は、そのニットポロを手がけたのが、何を隠そうジョンスメドレーであったという事実を知った！ 思いもよらぬ偶然が重なり、約50年の時を超えた巡り合わせで、このプロダクトは実現したというわけだ。
大ぶりの襟にゆとりのあるシルエット。児島氏の目線で再解釈されたクラシックなデザインにジョンスメドレーならではの上質素材が融合した一品は、まさに温故知新。クラシックなものをモダンに蘇らせるキャプテンサンシャインのセンスが存分に生かされた、他に類を見ない傑作だ。
