インソール職人に別注した“身体を整える”サンダル

インソールとは、いくつかの層が重なる靴底部分の中でも、直接足に接するパーツのこと。複雑な曲線を描く足裏に面するパーツとして、どのような形状で仕上げるかは快適性に大きく影響する。サンダルにおいても、近年はインソールにこだわるアイテムも増えてきたが、その“究極形”とも言えるサンダルをご存知だろうか。それが〈FOOTWORKS〉が手掛ける「STRAP SANDALS」。実はこの〈FOOTWORKS〉、本業はオーダーメイドインソールの専門店。インソールの第一人者である父の元で育ち、ドイツ留学後に〈FOOTWORKS〉を立ち上げた森 健さんは、日々足元を支えるインソールを顧客一人ひとりに合わせて製作している。「人の体重は数十キロ。そのすべてを二十数センチの足で支えているわけです。そこにかかる体重のバランスが崩れると、姿勢も崩れ、膝や腰や肩などに不調が出る。バランスを補正する形状のインソールを入れていただくことで、身体を支える土台を正しい状態に導く、ということをしています」と本人が語る通り、サンダルにおいてもインソールは重要。そこで、インソール作りの中で見えてきた、正しく立ち、歩くためのサンダルを形にしたのが「STRAP SANDALS」だ。2022年春夏より本格販売が開始され、姿勢や歩き方にまで影響を及ぼす機能性と洗練されたデザインは、昨年Bshopでも好評を博した。そして今季は、アッパー部分をスエード素材へ変更した別注仕様で展開。ミニマルなデザインにスエードならではの奥行きある質感をプラスしている。今季のBshopでしか購入できない限定の一足。二度とないこの出会いを、見逃す手はなさそうだ。