100年以上のロマンを灯すオイルランプ

ポータブルバッテリーでどこでも電源を確保できる。便利で光量の多いLEDライトだって簡単に手に入る。そんな現代にオイルランプを使う理由、それは“ロマン”に他ならないんじゃないだろうか。歴史と実績に裏打ちされたロマン溢れるホンモノを選びたいと思うなら、〈LABOUR AND WAIT〉が取り扱うドイツのメーカー、フュアーハンド社の「HURRICANE LAMP」をオススメしたい。「HURRICANE LAMP」、または「ハリケーンランタン」とも呼ばれるランプは、まだ電気が一般的でなかった頃から、その名の通りハリケーンの最中でも火を灯し続けられる光源として、労働者から旅人や船乗り、または軍隊などによって使用されてきたオイルランプだ。フュアーハンド社はドイツで1902年に創業し、これまで2億個を超える「HURRICANE LAMP」を世界に届けたと言われる。驚くべきは、そのデザインや設計が100年前からほぼ変わっていないこと。風速80mでも消えない風雨に強い耐熱ガラスの風防に、高湿度や低温などの過酷な環境下でも効率良く燃焼を続ける完成された設計は、一度のオイル補給で20時間以上の点灯を可能にしている。扱いが簡単で、複雑な準備や操作を必要とせず、ヨーロッパの多くの軍隊や登山家、または災害時の緊急用の灯として今もなお重宝されているのだ。100年以上の歴史の火を灯し続ける「HURRICANE LAMP」は、キャンプなど仲間と語り尽くす長い夜を、きっとロマン溢れる時間にしてくれるはずだ。