サンダルの大定番、〈BIRKENSTOCK〉。男女の垣根なく我々の足元を支えてくれているフットウェアブランドだが、数あるモデルの中でも“暖かい時期はどこへでもサンダル派”に勧めたいのが「ZURICH」だ。その理由としてまず欠かせないのが〈BIRKENSTOCK〉オリジナルの「フットベッド」。フットベッドとは、人間工学に基づき足の形状に合わせて成形され、足の負荷軽減や履き心地の良さを実現するインソールを指すが、実はこの“フットベッド”という言葉を1930年代に初めて生んだのが、〈BIRKENSTOCK〉であると言われている。ラテックス混合のコルクの芯材を、安定性と柔軟性を生むジュートの層で挟み、その上にスウェードライニングを施した〈BIRKENSTOCK〉オリジナルのフットベッドは、まるで裸足で柔らかな砂浜の上に立っているかのような抜群の履き心地をもたらす。〈ZURICH〉に採用されているソフトフットベッドは、オリジナルのフットベッドにクッションフォームを加えることでさらなる柔らかな履き心地を実現し、一日中履いても驚くほど疲れにくい。そしてアッパーも、2枚の柔らかなベロアレザーがダブルストラップによって合わさり、まるでもう一枚の素肌のようにストレスなく足を優しく包み込んでくれる。また文字通りベロアのような質感や、肌が見える面積が少ないレザーアッパーはサンダルらしからぬ上品さで、カジュアルなデニムやチノパンはもちろん、キレイめなワンピースやセットアップのハズしとしても機能する。どこまでも歩いて行けて、どんな服装でも履いて行ける。“どこへでもサンダル派”は、ぜひ一度手に取って、いや、足を通して頂きたい一足なのだ。