今日のビショップ

October16th

Marbot

  • FRENCH SERVICEMAN

    ¥37,400

違いがわかる男のプレーントゥ

白シャツもリジッドデニムも無地のタイも、シンプルなアイテムを選ぶ時ほど、ディテールや背景に他との違いを求めたくなる。黒のオーソドックスな外羽根プレーントゥ。Marbotのそれには、シンプルな中に“違い”が詰め込まれている。まずはその出自。サービスシューズ(=軍隊で使われている式典や正装用の革靴)といえばアメリカ海軍のシューズがその代名詞だが、こちらの「FRENCH SERVICEMAN」は、その名の通りフランス軍の正装用として支給されていた靴をベースとしている。そしてブランドは、フランス軍への納入や高級メゾンの生産も手掛けてきた背景をもつ。100年以上の歴史を持つフランスの老舗シューズメーカーだが、実は21世紀に入って間もない頃、一度ブランドが途絶えている。そのMarbotを再び見い出し、現代的解釈でブランドを今季から復活させたのが、日本を代表するシューズデザイナーの竹ヶ原敏之介氏なのだ。アッパーのデザインは、やや小さめに設計された羽根と、ドレスシューズに近いすっきりとしたフォルムが特徴で、そこにMarbotがフランス軍に納入していたミリタリーブーツを元にしたボリュームのあるラバーソールを合わせることで、カジュアルなスタイリングにも落とし込みやすい一足に仕上げられている。フランス出自。日本人デザイナーによって今季リスタートしたブランド。フォーマルなアッパーに一癖あるソールデザイン。プレーントゥ選びに苦心していた諸兄も、この“違い”は十分に理解して頂けるだろう。

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