時代も場所も超えて
メキシコの伝統を“ゆっくり”楽しむ

メキシコにはさまざまな伝統柄がある。プエブラ柄と呼ばれる可愛い刺繍の花柄や、カラベラ柄と呼ばれるスカル柄はよく知られるところ。そして、メキシコ伝統のサラペ柄とも呼ばれるカラフルなマルチボーダー柄もそのひとつ。「サラペ」とはもともと、メキシコでラグやブランケットなどに使われていた織物の名前で、そのサラペがポンチョなどに使われ始め、柄としても認識されるようになったと言われる。その柄を、現代のシャツに落とし込んだのが「オリジナルの服を丁寧に作ること」や「時代の異なるスタイルに適応できる服を作ること」をモットーに服作りを行うジャパンブランド、『orSlow』だ。こちらの「LOOSE FIT MEXICAN RAG PRINT SHIRT」は、90'Sライクなルーズフィットのシルエットで、アウターの内側のポイントカラーとしても、カバーオールのように羽織り物としても使える便利なアイテム。起毛した別珍素材に地染めを施し、1950年代に手織りされたサラペ織のメキシカンブランケットの柄をそのままインクジェットでプリント。 ピケのような表情をした別珍素材にヴィンテージのサラペ柄をプリントすることで、当時実際に使われていたブランケットのような雰囲気を纏う。ラグからポンチョ、そして現代のファッションピースとして受け継がれたサラペのシャツを、着る時代にも場所にも縛られず“ゆっくり”と楽しみたい。