素材・技術・色使い。
ルーズなのにイタリアらしいニットセーター

イタリアのブランドやファッションが世界中で評価されるのには、3つの理由があると言われる。一つ目は素材へのこだわり。イタリアンレザーをはじめに、古くから貿易や文化の中心地だったイタリアには、良質な素材が集まり、またそれを見極める目が養われている。二つ目が技術力。素材選びから、生地作り、パターンや縫製など、あらゆる生産工程で世界的な技術を持つブランドが存在するだけでなく、さまざまなブランドにサンプルや製品を提供するファクトリーがイタリアには多く存在する。三つ目が色使い。ときに情熱的で、ときに開放的である独特のカラーセンスは、ただ派手というわけでなく着る人の魅力を高めてくれる。『roberto collina』に別注したこちらは、そんな“イタリアンファッション”を体現したニットセーターだ。素材は、厚手な見た目に反した軽い着心地&ソフトな手触りのアルパカ・ウール混。何度も試作を重ねた特殊な編み方を採用することで、極上の着心地を実現している。幅の異なる6色のマルチボーダーは、イタリアらしい華やかさの中に、青は遊び心を、茶は秋の雰囲気を、黒は落ち着いた印象を作る。そこに別注ポイントとなるルーズフィットなサイズ感を合わせることで、より今の気分で着られるのだ。素材、技術、色使い。全ての面でイタリアンファッションの王道をいくニットを、今季らしく仕上げた一着は、この秋冬のコーディネイトの軸になってくれること間違いなしである。