少し大袈裟に聞こえるかもしれないが、靴下は人類の“進歩”に欠かせないアイテムと言って過言ではない。その始まりは紀元前の中東とも、4~5世紀のエジプトとも言われ、当時からすでに、ニット素材の靴下が使われていた記録が残っているという。履物との緩衝役として歩行の疲れや靴擦れを軽減し、冬の大敵である足の冷えを防ぎ、スリ傷なども予防してくれる。靴下はまさに、人類の歩みを大きく進めた存在なのだ。そんな靴下の近現代史を語るにあたって欠かせないのが、1895年に設立されたドイツの靴下メーカー、FALKE(ファルケ)である。FALKEはドイツで初めてパンティ・ストッキングの製造に成功した老舗メーカーで、「デザインと機能の融合」をスローガンに掲げ高いファッション性を持ちながら人間工学に基づいた機能性も併せ持つ靴下を開発し続けている。定番モデルである「RUN」は、内側のつま先から踵部分にかけてパイル地が使用され、履き心地が良く足底もサポート。つま先の形に合わせて左右非対称のデザインにすることで抜群のフィット感を生み、左右間違えないように「R」「L」マークが入っているのも特徴だ。さらに今回のBshop別注「RUN」は、踵からつま先部分の色を変えた2トーンのソックスを5色で展開。2トーンにすることでデザイン的アクセントになってくれるのはもちろん、靴からの色移りや汚れが残りやすい踵とつま先部分を濃色で切り替えることで、長く使い続けられる優れもの。一足と言わず色違いでクローゼットに常備し、人類の“進歩”の結晶を踏みしめてほしい。