クラシカルなトラウザーの
現代的進化形

身近なデイリーウェアの中でも、トラウザーはクラシックな部類のアイテムと言える。16世紀の英国で生まれたとされるスーツスタイルを起源に、長い年月の中で洗練され、進化してきたトラウザー。そこにはいくつかのクラシックな“基本”が存在するのだ。例えば、股上は深めであること、左右のタック、靴を適度に覆う太さのシルエット、ベルトレスなどである。しかしそんなクラシックな仕様を洗練させながらも、デニムなどの台頭とともに股上が浅いものが現れたり、ミリタリーユースの利便性を加味してベルトループが付いたり、生地の進化に合わせてスリムシルエットが登場したりするなど、時代に応じた進化も続けている。m's braque（エムズブラック）のタックワイドパンツには、そんなトラウザーの“基本”へのリスペクトと、現代的な進化が共存している。ブランドが掲げるコンセプトは「モードとクラシックの間のリアルクロージング」。定番のワイドパンツに今シーズン登場した細かいチェック柄の新色は、深めの股上や2タックなどクラシックなテーラリングパターンをベースに、ワイドシルエットに仕上げた逸品。艶感のある独自のドレープは、上品ながら堅苦しさのない抜け感も併せ持ち、革靴はもちろん、スニーカーやサンダルともマッチする。シンプルなTシャツスタイルは格上げし、ジャケットなどのフォーマルスタイルではハズしとしても使える、現代の紳士のためのトラウザーなのだ。