今日のビショップ
October24th
ぜひ一度体感して欲しい
理想的な“本物”感
“本格派”のミリタリーアウターは欲しいけど、“本物”になってしまうとトゥーマッチ。そういう人はきっと少なくないはずだ。実際、ヴィンテージのミリタリーアウターとなると佇まいがマッチョで、ファッションとして着こなすにはいささか無骨すぎる。かといってモディファイされすぎてしまうと、本格派としての風格が薄れてしまう。そのジレンマを解決してくれるのが、バズリクソンズだ。モチーフとなっているのは“カスタムされたヴィンテージのMA-1”。どこか無造作なワッペンの配置は、当時これを着用していた者があたかも自分で貼ったかのような絶妙な雰囲気。襟や袖口はリブではなくレザーのパイピングに変更されているのもポイント。リアリティとデザインがこれ以上ないバランスで両立された仕上がりだ。ナイロンの質感や中綿のボリュームもかなり秀逸。百聞は一見にしかず。実物を目で見て手で触れれば、間違いなくその圧倒的な本格性を感じられるはずだ。徹底的にリアルを追求されながらも野暮ったくなく、デザインがモディファイされながらも嘘くさくない。これは、数十年後に新たなヴィンテージになりうる本質的な魅力を備えた稀有な逸品だ。
