今日のビショップ

November6th

Knit brary

  • BUTTONLESS V-NECK CARDIGAN

    ¥245,000 +tax

大自然と伝統が凝縮した
ニットのアート。

安いのが正義じゃない。高いからといって上質とも限らない。値段ではなく、ウィズ・コロナだろうと関係なく、ちゃんとした目で価値を見極めるのがこれからの選び方。例えば、スペイン発の〈Knit brary(ニット ブラリー)〉のカーディガンは税抜きで20万。ニット1着と考えたらめちゃくちゃ高いけれど、作り手の思いや製造工程を知ればイメージはガラリと変わるはず。デザイナーのヨランダ・エステベネはNYのパーソンズ美術大学やロンドンのセント・マーチンズを経て数々のブランドでキャリアを積んだ後、「世界中にある上質な天然素材を集めて本物のアーカイブを作る」と〈Knit brary〉を2011年にスタート。その気合いの入ったコンセプトもすごいが、実際の服づくりも圧巻で、ビクーニャやアルパカ、ピマコットンの起源であるペルーのアンデス地方で毎年2か月生活して、最高の素材を調達し、天然素材を使って染色し、伝統的なニット技術を持つ職人とタッグを組んで全行程手作業という徹底ぶり。染色方法は脱帽のひと言で、電気も使用せず、水の使用量を最小限に抑え、糸はペルーの太陽の下で乾燥。アルパカや羊の生活環境から整えるのはもちろん、毛を刈る際は苦しまないようにすることを最優先にしていて、ゼロから100まですべての工程に妥協もなければ隙も嘘もない。“世の中は色彩に溢れている”という名言を残したイタリアの名建築家、ジオ・ポンティをオマージュした新作のニットカーディガンがそのすべてを物語っていて、100%天然のアルパカとメリノウールのふっくら滑らかな肌触りはとにかく極上。1点1点編みの表情も異なり、じっくり見れば見るほどに愛おしくなる。濃淡が複雑に交わるネイビーとブラウンと白のグラデーションは、海原であり草原であり宇宙であり、大自然と伝統が生み出したアートだ。限られた職人が作るため量産は不可能。完成するまでに要する時間は計り知れず、世界で7点のみの販売で、日本ではBshopのみの取り扱い。袖を通せばきっと価値がわかる。これは本物のアーカイブになる。

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