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October25th

PORTER CLASSIC

  • PC RIDERS JACKET

    ¥330,000 +tax

生涯着倒してこそ、
服はアイデンティティになる。

メンズスタイルの究極は、スティーブ・ジョブズとジョーイ・ラモーンだ。誰もが知る実業家と、NYパンクを世界に広めたRAMONESのボーカル。両極にいると思いきや2人には共通点がある。それは、自身のユニフォームを持っているということ。ジョブズは「壇上の主役は新商品であり、自分は黒子である」と、〈ISSEY MIYAKE〉の黒いタートルネックニットに、色褪せた〈Levi's〉の《501》を合わせ、足元は〈NEW BALANCE〉の《992》がお決まり。一方、ジョーイは春夏秋冬365日〈SCHOTT〉のライダースを着続けた。蒸し暑い炎天下のフェスでは脱ぎ捨てたいと思っただろう。ジョブズも、機嫌のいい日には赤や黄色のニットを着たかっただろうに。なのに、頑なに自分のスタイルを貫き、アイデンティティとして、そしてトレードマークとしてのユニフォームを守り続け、あの人と言えば〇〇と認知されるまで鉄の心で着倒したというのは本当にあっぱれとしか言いようがない。だから、もしこの冬ライダースを買おうと思っているのなら、ジョーイよろしく、生涯のユニフォームに育てるという覚悟で選びたい。イチオシは、〈PORTER CLASSIC(ポーター・クラシック)〉の《PC RIDERS JACKET》。クローム鞣が施された米国牛ステアレザーはシボ感が重厚でありながら、驚くぐらい柔らかくて着心地は極上。経年変化で、いい年の取り方をするというのが素人目でも瞬時にわかるほど、革自体に説得力がある。そして、シルバーボタンやジッププルには〈PORTER CLASSIC〉に所属する熟練の職人が手彫りしているのが垂涎モノ。身幅がありながら着丈は短めというバランスも普遍的だし、素材、ディテール、シルエットすべてにおいて文句のつけ所がない。少々、というか、かなり値が張るのは確か。だが、一生、いや、孫の代まで受け継げると考えたら安い。本当に価値がある服だ。

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